雑記ノート

考えたこと、日記など

推しとの遭遇シュミレーション

この熱量、一ヶ月持つかどうかも分からないので、今書いておこう。

 

実在の人物で、同じ国に住み、同じ時間を生きていて、辿り着ける情報がそれなりにある人間にハマるのが珍しいので、「ワンチャン遭遇する」という妄想をし続けています。

 

遭遇するにしても、いくつかパターンがあると思うので、それぞれシュミレーションしてみました。

 

 

【ケース1】御用達の飲食店で遭遇

 

推しには、よく使われる飲食店があります。

全国各地でチェーン展開していて、調べたら自分んちの近所にも店舗がありました。

 

ま〜〜〜〜普段使われているのはお仕事で通ってる範囲の店舗だろうな、とは思うものの、ヘビーユーズされてるらしいので可能性が無くは無い。

こちらからお仕事圏内と思われる範囲を回るのもいいけど、夢がないので、ここはぜひ地元で遭遇したい。

 

お店の料理は辛いものが中心らしいです。

辛味が苦手な自分としては未知の領域ですが、勇気を出して一人で食べに行ったとします。

 

私は顔面識別能力がないので、正直すれ違っただけでは気付く自信がありません。

しかし、ここは飲食店。

食べてる間はマスクも外すし、ひょっとしたら帽子類も外すかもしれない。

そうなったら髪型と髪色とシルエットと服装で分かる。

あと同行の人と喋ったりしていたら、声で分かる。

 

幸いにも食事のタイミングが被ったとします。

その上、テーブルも近かったりしたらどうしたらよいのでしょうか。

 

悩みます。

好きなものを心置きなく食べているところに、ファンが声をかけたりして、会話なり握手なりサインなり接触を求めてしまったら、向こうは同行の方と打ち解けた会話ができなくなってしまう。

お一人様だとしても、プライバシーの侵害になってしまう。

百歩譲って、お会計や退店の時に声をかけた場合も、「今までの会話聞かれてたのか……」と思われたら同じです。

 

となるとやはり、あちらにはゆっくりお食事いただいて、私はそんなオフの背中を眺めながら一人飯を食い、お会計を黙って見守ろう。

そして、またこの店舗に足を運んでもらえるように、過ごしやすい空気を醸し出そう。

 

あわよくば、多分食べにくいであろうメニューに泣きべそかきながら食らいつき、あまり楽しくなさそうに一人食事を続ける私を、「なんであの人この店来たんだろう」と怪訝な表情でチラチラ見てもらおう。

そしてラジオのネタにでもしてもらえたらハッピーエンドです。

 

 

 

【ケース2】御用達のサウナで遭遇

 

サウナもお好きらしいです。

中でも特定の店舗に通っているそうです。

遠方なので訪れるにはちょっと覚悟が必要ですが、観光と思えば楽しいかもしれない。

 

私はサウナに行ったことがありません。

プールや温泉に付属しているサウナルームの経験はあるけど、サウナがメインの施設には入ったことがないのです。

そのプールや温泉(の大浴場)も、防御力が低い格好で他人と空間を共にしなければならないという点で、正直なるべく使いたくありません。

そう考えると、サウナなど夢のまた夢であるように思います。

 

サウナを使えたとしても、防御力が低い格好の本人を目の前にしたら、私はその場で気を失うのではないか……?

そんなことを考えながら調べていると、該当の店舗には食事処も付いていることが分かりました。

 

これです。これしかありません。

私はこの食事処に貼り付き、推しが通るのを待つのです。

サウナと比べると遭遇率は格段に下がりますが、このシュミレーションは遭遇することを前提としているのでそこは関係ありません。

 

店内で会えなかったとしても、店外を通るところがちょっと見えるかもしれない。

(位置関係どうなってるのか知らんけど)

サウナを出てホカホカしている姿を見て、「ととのったのだなあ」と思いながら、ご当地グルメをかき込むのです。

もうこれしかありません。

 

 

 

【ケース3】転居先のマンションで遭遇

 

引っ越したら同じマンションに推しが住んでいた、というパターンです。

立地などからして、向こうから私の居住地に転居してくることは考えにくいので、それは想定していません。

 

まずマンションに住んでるのかどうかすら知らないけど、そうでないと分かりにくいのでマンションです。

それも良いところに住んでいるはず。タワマンかな。

今の私にタワマンは全く考えられませんが、石油王の命を救うなどして生活水準が著しく向上した結果身なりが整い、またかつてないアイデアで特許を取得してライセンス収入がすごいことになった世界線の私なら、タワマン購入も苦ではありません。

 

転居してしばらく経った頃、自宅の郵便受けに、違う部屋番号の郵便物が届きます。

部屋数が多いので、配達した人が間違えたのです。

 

宛名をよく見てみると、なんと推しの氏名が記されているではありませんか。

推しの住所を知ってしまった時点で、私は相当な冷や汗をかきます。

 

しかも、自分とフロアが同じでした。

階下にある集合しているタイプの郵便受けに入れ直してもいいけど、お部屋ごとに備え付けられている郵便受けに入れた方が早そうです。

 

私はその足で御本人のお部屋に伺います。

そして郵便受けに入れようとしたところで、後ろから声をかけられます。

 

その声を耳にした瞬間に、誰だか分かりました。

振り返ったら、やっぱりそうです。

推しです。

 

息が止まりそうになりながらも、私は自分の部屋番号を名乗って、事情を説明し、郵便物を手渡しました。

集合郵便受けに入れ直さなかった言い訳をしつつ、自宅を直撃した失礼を詫び、相手が芸能人であることには気付いていない風を装いました。

 

推しのテンションは低く、返事はかなり適当ですが、ファンであることまではバレていないような気がします。

 

そして、ご近所さんとして最低限の挨拶を交わし、私はその場を去りました。

自宅に帰り、玄関のドアを閉めた時、偶然が重なって特別な時間を過ごしたことの嬉しさと、ほんの一時の下心のために推しのプライバシーを侵害してしまったという後悔の念が、一気に押し寄せました。

 

今回のことを、推しはマネージャーさんとかに相談して、別のところへ転居するかもしれません。

そうでなくても、推しが同じフロアに住んでいると知ってしまった以上、私は今まで通りの生活を続けられないでしょう。

 

もう一度くらい会うことがあるかもしれないという微かな希望と、私は推しの前に現れるべき人間ではないという自己否定感の狭間で、私の心は苛まれ続けます。

 

そしてメンタルを病みます。

誰も幸せにならない、バッドエンドです。

 

 

 

【ケース4】家族として転生して遭遇

 

某漫画よろしく、推しの家族として生まれ変わるパターンです。

 

実子でもいいし、養子でもいいし、細かな違いは問いません。

ただ、親戚だとちょっと弱いので、子どもであることが望ましいでしょう。

 

育ての親というのは、かなり近しい存在です。

推しは現在独り身で、伴侶を得たところでどんな関係を築くかは分かりませんが、子どもならそれなりにかわいがってくれそうな感じがします。

伴侶以上に愛してもらえる可能性すらあります。

 

休日は一緒に動物園に行ったり、競輪を見に行ったり、楽しく過ごします。

現在の私の記憶が、転生後に受け継がれなかったとしても、推しが推しである限り、推しは私にとって自慢の親となるでしょう。

 

やがて推しは年老いて、支援や介護を必要とするようになります。

認知症も発症して、私のことが分からなくなってしまうかもしれません。

どんな状況にせよ、私は推しと一緒に生活します。

身の回りのことなどは、できるだけ私が行います。

自分の仕事もあるだろうし、付きっきりという訳にはいかないと思います。

自分ひとりの力でできることは少なく、何度も何度も心が折れると思います。

 

しかし周りの助けを得ながら、推しが推しらしく過ごせるように力を尽くし、その最期を見届けます。

もちろん長生きして欲しいけど、人生を全うするその瞬間まで推したい。

また、そういう終わりが迎えられるように、日々を積み重ねていきたい。

 

転生するとしたら、そういうことを考えながら今生を終えたいです。

 

 

 

 

とりあえず思いついたシチュエーションだけ書きました。

おすすめの遭遇シチュエーションがあったら教えてください。